“またゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
94.6%
目叩3.6%
目瞬1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだまつたてないけむり便宜よすがに、あからめもしないでぢつときをんな二人ふたりそろつて、みはつて、よつツのをぱつちりとまたゝきした。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
思ふと一瞬の目叩またゝきの間に伊藤は私に背向そむいたのであつた。私はあきれた。この時ばかりは私は激憤して伊藤の変節を腹の底から憎んだ。私は心に垣を張つて決して彼をその中に入れなかつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
あのひつきりのない目瞬またゝきが止んで、切れの長い目が眼鏡の奥でぢつと線を引いた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
それはこつちを見てゐる間中、ちつとも目瞬またゝきをしないふしぎな眼玉だつた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)