“またたき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
88.9%
数瞬5.6%
目瞬2.8%
瞬目2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大して御立腹もあるまいけれども、さくがいいだけに、またたきもしたまいそうで、さぞお鬱陶うっとうしかろうと思う。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
満枝は彼のおもてしたたか怨視うらみみまたたきず、その時人声してドアしづかきぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その時提燈の燈はちらちらと数瞬またたきするように消えてしまったが、それといっしょに一ぴきの白い犬の姿がそこに見えた。
岐阜提灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
と思ったので、きっと唇を噛んで老婆の顔をにらみかえしたが、一所懸命であるから数瞬またたきもしなかった。と、老婆がいまいましそうに舌打ちをして、
天井裏の妖婆 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼は口きっしつつ目瞬またたきした。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
車道と人道の境界さかいに垂れたる幾株の柳は、今や夢より醒めたらんように、吹くともなき風にゆらぎめて、凉しき暁の露をほろほろと、こぼせば、その葉かげに瞬目またたきするかと見ゆる瓦斯灯がすとうの光の一つ消え
銀座の朝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)