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『水郷』
ふりがな文庫
『
水郷
(
すいごう
)
』
水の郷と謂はれた位の土地であるから、實に川の多い村であツた。川と謂ツても、小川であツたが、自分の生れた村は、背戸と謂はず、横手と謂はず、縱に横に幾筋となく小川が流れてゐて、恰ど碁盤の目のやうになツてゐた。それに何の川の水も、奇麗に澄むでゐて …
著者
三島霜川
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文庫」1906(明治39)年7月15日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
定
(
きめ
)
恰
(
ちよう
)
挿
(
つかま
)
明
(
あす
)
安
(
やすらか
)
狼狽
(
うろたへ
)
端
(
ぱし
)
爽
(
さはやか
)
此
(
か
)
微
(
ほのか
)
空
(
す
)
閉
(
ふさ
)
灯
(
ともし
)
尚
(
ま
)
彼方
(
あつち
)
矢張
(
やつぱり
)
的中
(
てつきり
)
加之
(
それに
)
陥
(
はま
)
違
(
ちがひ
)
終夜
(
よつぴて
)
妄
(
むやみ
)
芬
(
かをり
)
許
(
とこ
)
魅
(
ばか
)
何
(
な
)
骸
(
なきがら
)
例
(
たと
)
瞬
(
またたき
)
充
(
つま
)
現
(
あら
)
進
(
あ
)
爛
(
きら
)
迎
(
むかひ
)
背負
(
おぶ
)
密
(
そつ
)
此方
(
こつち
)
幽邃
(
ゆうえん
)
賑
(
にぎやか
)
往々
(
まゝ
)
訊
(
たづ
)
懲
(
こり
)
捕
(
つかま
)
行方
(
ゆくて
)
私
(
わし
)
些
(
ちつ
)
鮮
(
あざやか
)
何方
(
どつち
)
來
(
こ
)
其
(
それ
)
突如
(
だしぬけ
)
眞
(
ま
)
突然
(
だしぬけ
)
到底
(
とても
)
吻
(
ほつ
)
命令
(
いひつけ
)
熟
(
じつ
)
團欒
(
まどゐ
)
追付
(
おつつ
)
老
(
と
)
踏止
(
ふみとま
)
此樣
(
こんな
)
芬
(
かを
)
後
(
うしろ
)
最中
(
さなか
)
恰
(
まる
)
悦
(
うれ
)
星光
(
ほしひかり
)
覺
(
さ
)
一所
(
いつしよ
)
祖父
(
ぢい
)
秘事
(
ひめごと
)
確
(
しか
)
痩
(
やせ
)
生
(
い
)
甘
(
あま
)
獨
(
ひとり
)
獄屋
(
ひとや
)
父樣
(
とうさま
)
煌
(
きらめ
)
然
(
さ
)
濟
(
すま
)
耐
(
たま
)
温順
(
すなほ
)
聞
(
きこ
)
浮
(
うか
)
母樣
(
かあさま
)
此處
(
ここ
)
梟
(
ふくろ
)
智慧
(
ちゑ
)
行
(
い
)
明
(
あか
)
放歌
(
うた
)
少
(
すくな
)
吃驚
(
びつくり
)
可
(
よ
)
季節
(
とき
)
赤手
(
すで
)
谷間
(
たにま
)
姉樣
(
ねえさま
)