“獄屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごくや57.1%
ひとや42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思ひり又も泪にくれをり丑刻やつかね鐵棒かなぼうの音と諸共に松本理左衞門は下役したやく二人下男五六人召連自分じぶん獄屋ごくやに來り鍵番かぎばんに戸口を明けさせ九助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
嫌疑者を救う方法 をめぐらさなければならぬ。まず前大蔵大臣はあるいは獄屋ごくやに入れられたようにもありまたそうでもないようで分らない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
たちまちそこが開けて見ると、第二の岩戸があって、注連しめが張りめぐらしてある。その中は土の牢、岩の獄屋ひとやになっているのがありありとわかる。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
世界の人は日本人の誰某たれそれは恩人が獄屋ひとやつながれて非常な苦しみを受けて居るのを知りつつ打棄うちすてて国に帰ってしまった。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)