“ごくや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
獄屋57.1%
獄舎35.7%
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫌疑者を救う方法 をめぐらさなければならぬ。まず前大蔵大臣はあるいは獄屋ごくやに入れられたようにもありまたそうでもないようで分らない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「ですが先生、下司げすは下司で、この羽織を着た窮屈さッたらありませんでしたぜ、わっしあ思いますが、この上にはかまでも穿いた日にゃ、たって獄舎ごくやくるしみでさ。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私と彼女は、ひとりずつその穴ぐらみたいな薄暗い部屋の窓のまえに立ちつくして、解くまでごくやを出られない与えられた問題かなんぞのように、朝から晩まで狭い往来を見つめていることが多かった。