ごくや)” の例文
私と彼女は、ひとりずつその穴ぐらみたいな薄暗い部屋の窓のまえに立ちつくして、解くまでごくやを出られない与えられた問題かなんぞのように、朝から晩まで狭い往来を見つめていることが多かった。