“的中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あた50.0%
てきちゅう20.0%
あてはま10.0%
てきちう10.0%
てつきり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
領主 女子と関係があると云うよりも、女子の上にふりかかっている悪運命と、関係があると云った方が的中あたっている。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
裏の物置に大きな青大将あおだいしょうが居る。吉さんは、其れを先々代の家主のかみさんのれいだと云う。兎に角、聞く処によれば、これまで吉さんの言が的中てきちゅうした例は少なくない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
子供はまた「旦那のきらい大晦日おおみそか」という毬歌まりうたをうたった。健三は苦笑した。しかしそれも今の自分の身の上には痛切に的中あてはまらなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
イヤ其樣そん無※ばかこともあるまいが、子ープルスの埠頭はとばで、亞尼アンニーいてかたつたことは、不思議ふしぎにも的中てきちうした。
的中てつきり星をされて、自分は忸怩もじ/\しながら、默ツて垂頭うつむいてゐた。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)