“的場”の読み方と例文
読み方割合
まとば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「思い出した、お広芝ひろしばじゃ。本丸の的場まとばのある平庭ひらにわじゃ。向うを見い、弓小屋があり、茶亭があり、そして的場の土手が見える……」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多可郡(私は今もってタカノコオリとよばないと他所のような気がする)の的場まとばという所に、有名な式内社がある。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そしてこの会に講師として招かれ東京から赴いた私は、伊吹山下の坂田郡春照しゅんじょう村での一旧家的場まとば徹氏の邸に宿した。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)