“的形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まとかた50.0%
まとがた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巻二(一一八)に舎人皇子とねりのみここたえ奉った歌があり、大宝二年の持統天皇参河みかわ行幸従駕の作、「丈夫ますらを猟矢さつやたばさみ立ち向ひ射る的形まとかたは見るにさやけし」(巻一・六一)があるから
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
辻川は、海岸の的形まとがたあたりを朝立ちすれば、十時ごろまでには鮮魚が届く所であるから、辻川の街道の思い出には必ず魚売りたちが想起される。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)