“まばた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
85.1%
眼瞬9.0%
目瞬4.5%
眼叩1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空には星がまばたきをしてゐる。平な雪の表面が際限もなく拡がつてゐる。そして地平線には、暗い森がそばだち、遠い山の頂が突出してゐる。
殊に何よりも辛かつたのは眼瞬まばたきの出来ないことで、こんな切ない思ひをするなら、いっそほんとに死んだ方がしであつた
足がつかえたように、白々と吹く春先の東風こちの中に、又八は目瞬まばたいていた。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お婆さんはすぐ眼をあけたが、太陽の光線を受けて眼叩まばたきを繰り返した。寝た位置がよかったので、ちょうど障子の間から出した顔と対していた。
蜜柑 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)