まじろ)” の例文
十兵衞涙に浮くばかりのつぶらの眼を剥き出し、まじろぎもせでぐいと睨めしが、おゝ出来でかした出来した、好く出来た、褒美を与らう、ハッハヽヽと咽び笑ひの声高く屋の棟にまで響かせしが
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)