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屡叩
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しばたゝ
ふりがな文庫
“
屡叩
(
しばたゝ
)” の例文
「
今
(
いま
)
ぢや、まるつきしおつかのやうな
氣
(
き
)
がしてんだな、
屹度
(
きつと
)
」
女房
(
にようばう
)
らはまた
與吉
(
よきち
)
を
見
(
み
)
ていつた。
勘次
(
かんじ
)
は
側
(
そば
)
で
只
(
たゞ
)
目
(
め
)
を
屡叩
(
しばたゝ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
成
(
なさ
)
るべしと
最
(
いと
)
忠實
(
まめやか
)
に申けるにぞ
父母
(
ふたおや
)
は
其切
(
そのせつ
)
なる心に感じ眼を
屡叩
(
しばたゝ
)
き
然程迄
(
さほどまで
)
我が身を捨ても親を
救
(
すく
)
はんとは我が子ながらも見上たり
忝
(
かたじ
)
けなしとお文の
脊中
(
せなか
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お利代は大きい眼を
屡叩
(
しばたゝ
)
き乍ら、未だ
瞭
(
はつき
)
りと自分の心を言出しかねる樣で、『恁うして先生のお世話を頂いてると、私はもう何日までも此儘で居た方が幾ら樂しいか知れませんけれども。』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
屡
漢検準1級
部首:⼫
12画
叩
漢検準1級
部首:⼝
5画
“屡”で始まる語句
屡々
屡
屡〻
屡次
屡瞬
屡ゝ
屡屡
屡〻見