“前世”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんせ72.2%
さきのよ16.7%
ぜんせい5.6%
まえのよ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時に後ろの方に當り生者必滅しやうじやひつめつ會者定離ゑしやじやうり嗚呼あゝ皆是前世ぜんせ因縁いんえん果報くわはう南無阿彌陀佛と唱ふる聲に安五郎は振返ふりかへり見れば墨染すみぞめの衣に木綿もめん頭巾づきん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たゞそれだけがおり/\おもい出されるけれども、それから先は、まるきり想像の及ばない、前世さきのよの出来事のようにぼやけて居る。………
二人の稚児 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
つねに聞く 前世ぜんせいの事
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
入院中も種々いろ/\お医者様も御丹誠なすって下すったが、何うも治りません眼と見えまして、もう何も売尽うりつくしまして此様なにおちぶれ果てました、わたくしはもう前世まえのよの約束だと思って居りますが
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)