“十六世紀前紀本”の読み方と例文
読み方割合
インキュナプラ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「とにかく、後の仕事は、君が珍蔵する十六世紀前紀本インキュナプラでもあさることだ。そして、僕等の墓碑文を作ることなんだよ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「うん、その十六世紀前紀本インキュナプラなんだがねえ。実は、それに似た空論が一つあるのだよ」と検事は沈痛な態度を失わず、なじるようなけわしさで法水を見て
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)