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前世
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さきのよ
ふりがな文庫
“
前世
(
さきのよ
)” の例文
たゞそれだけがおり/\おもい出されるけれども、それから先は、まるきり想像の及ばない、
前世
(
さきのよ
)
の出来事のようにぼやけて居る。………
二人の稚児
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「
唯今
(
ただいま
)
は御慮外をいたしまして、恐入ってござります。命を
繋
(
つな
)
ぐためとは申せ、
因業
(
いんごう
)
な
活計
(
くらし
)
でござりまして、
前世
(
さきのよ
)
の罪が思い遣られまする。」と
啜上
(
すすりあ
)
げて、
南無阿弥
(
なむあみ
)
と小声にて唱え
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
昨日
(
きのふ
)
より
去年
(
こぞ
)
より
生
(
あ
)
れしより、
否
(
あらず
)
、
前世
(
さきのよ
)
より
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
お前は
前世
(
さきのよ
)
で、
天竺
(
てんじく
)
の或る国王の御殿に仕えて居る役人であった。その時分、其処の都に一人の美しい女人が居て、お前を深く恋い慕って居た。
二人の稚児
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
前世
(
さきのよ
)
の
亡
(
な
)
き
妻
(
つま
)
が
墓
(
はか
)
の
辺
(
べ
)
の
赤埴
(
あかはに
)
おもひ
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“前世”の解説
前世(ぜんせ)とは、ある人生を起点として、それより前の人生のことを指す。古くは転生を内包するヒンドゥー教や仏教などの宗教的世界観のなかで認められ、加えて現代ではニューエイジや、スピリチュアリティによっても支持されている。少数の研究を除き一般に科学的には認められていない概念であり、個人が前世の存在を認めるか否かは内面の信条によって異なる。
(出典:Wikipedia)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“前世”で始まる語句
前世紀
前世界犀
前世紀犀
前世古代語