“繁々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しげしげ60.0%
しげ/\37.1%
しばしば2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スタールツェフはやって来たが、それ以来というもの彼は繁々しげしげと、すこぶる繁々とトゥールキン家のしきいをまたぐようになった。
イオーヌィチ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「御方便なものだな——その鑄掛屋も、あのに氣があつて御浪人のところへ繁々しげ/\通ふのだらう。聾に道話なんざ洒落しやれにもならねえ」
「さて其許そこもとも二十二歳、若盛りの大切の時期、文武両道を励まねばならぬ。時々参られるのはよろしいが、あまり繁々しばしば来ませぬよう」
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)