“しげ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繁々92.9%
数々7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其樣そん心算つもりではなかつたから、お大は繁々しげ/\かねへ呼出をかける。第一大切の米櫃こめびつなくして了つては、此先生活の道がないので、見かけによらぬ氣の小いお大は、氣が氣でない。
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)
そう繁々しげ/\と二川を訪問することは出来なかったが、二川には野村が唯一人といっていゝ友人だったので、既に父も母も失っている彼は淋しがって、電話や手紙でよく来訪を求めた。
無残にも芸妓げいしやにして仕舞しまつたので——其頃兼吉は呉港くれに働いて居たのですが、帰京かへつて見ると其の始末です、わたし数々しげ/\兼吉の相談にあづかつたのです、一旦いつたん婦人の節操を汚がしたるものをめとるのは
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)