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欷
ふりがな文庫
“欷”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すす
37.5%
な
12.5%
しゃく
12.5%
すゝ
12.5%
そば
12.5%
そばだ
12.5%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すす
(逆引き)
お美代は到頭、両手で
掩
(
お
)
うた顔を、お婆さんの布団の端に伏せた。やがて
欷
(
すす
)
り
泣
(
な
)
きは、声にまでなって来た。
蜜柑
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
欷(すす)の例文をもっと
(3作品)
見る
な
(逆引き)
垣根の間から立派なお
邸
(
やしき
)
が見えるよ。さつき赤ん坊の
欷
(
な
)
いてゐたお
邸
(
やしき
)
だ。たくさん
燈
(
あか
)
りがついてゐる。随分ひろびろしたお庭だ。もう赤ん坊は欷いてゐない。きつとお乳を
呑
(
の
)
んでゐるんだね。
水に沈むロメオとユリヤ
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
欷(な)の例文をもっと
(1作品)
見る
しゃく
(逆引き)
東助は
欷
(
しゃく
)
り上げて
月世界競争探検
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
欷(しゃく)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
すゝ
(逆引き)
彼女に取っては
初孫
(
ういまご
)
であったお俊を、どんなに心から愛して居たか分らなかった——絶え間もない
欷
(
すゝ
)
り泣の声が、
初
(
はじめ
)
は死にかけて居るおかんの胸をも、物悲しく掻き擾さずには居なかった。
極楽
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
欷(すゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
そば
(逆引き)
臥
(
ね
)
ながら耳を
欷
(
そば
)
だて聞きいると、
嬶
(
かか
)
よ、明朝早く起しくれ、灰色坊主のうち一疋はよほど肥えているから殺して塩すると大儲けのはずと言う。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
欷(そば)の例文をもっと
(1作品)
見る
そばだ
(逆引き)
天の成せる麗質と相俟って往来の人々の眼を
欷
(
そばだ
)
て別ても若い女などは立ち止まって見たり振り返って眺めたり去り難い様子を見せるのでした。
天草四郎の妖術
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
欷(そばだ)の例文をもっと
(1作品)
見る
欷
漢検1級
部首:⽋
11画
“欷”を含む語句
歔欷
欷歔
欷咽
欷声
欷泣
歔欷流涕
“欷”のふりがなが多い著者
押川春浪
南方熊楠
室生犀星
佐左木俊郎
神西清
菊池寛
国枝史郎