“ほゝぼね”の漢字の書き方と例文
語句割合
頬骨100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運河のほとりの風車。白い雲。夏草。林。少女。犬。てふ。そして終始彼から十メートルとは離れずにせまつて来た智利チリ人のプラザ。頬骨ほゝぼねの出てゐる浮世絵の人物のやうな日本のヤマダ。
亜剌比亜人エルアフイ (新字旧仮名) / 犬養健(著)
其人そのひとだ三十さいらぬわかをとこで、頬骨ほゝぼねひろい、ちひさい、ブルネト、其祖先そのそせん外國人ぐわいこくじんつたかのやうにもえる、かれまちときは、ぜにつたら一もんもなく、ちひさいかばんたゞ一個ひとつ
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
白状に及ぶ程のことなれば總身そうしんにくおち頬骨ほゝぼね高く眼はくぼみ色蒼然あをざめ髯髭ひげ蓬々ぼう/\としたる體彼の俊寛僧都しゆんくわんそうづが鬼界ヶ島のおもかげもかくやとばかり思はれて藤八お節も目も眩み心も消え入る體なりしが漸々やう/\に涙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)