“白竜”のいろいろな読み方と例文
旧字:白龍
読み方割合
はくりょう33.3%
はくりゅう16.7%
はくりやう16.7%
はくりゆう16.7%
びゃくりゅう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに船側に添って乱れてはしりのぼる青い腹の、まるで白竜はくりょうのような新鮮な波の渦巻と潮漚しおなわとをつくづくと俯瞰みおろしては、何とか歌にまとめようと苦吟もして見た。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
わたくして、これはきっととうとかみさまだとさとり、丁寧ていねい御挨拶ごあいさついたしました。それがつまりこの瀑布たき白竜はくりゅうさまなのでございました。
天色てんしよく倏急にはかかは黒雲くろくもそらおほひければ(是雪中の常也)をつとそらを見て大に驚怖おどろき、こは雪吹ふゞきならんいかゞはせんと踉蹡ためらふうち、暴風はやて雪を吹散ふきちらす巨濤おほなみいはこゆるがごとく、つぢかぜ雪を巻騰まきあげ白竜はくりやうみねのぼるがごとし。
白竜はくりゆう魚服ぎよふくすれば予且よしよに苦めらる。暫らく、志を得ないで汝のやうな小説家志願の新聞配達と膝組ひざぐみで交際ひおるが……
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
明神も、経正の神技に感じ入ったらしい。経正の袖の上に、白竜びゃくりゅうとなって姿を現した。