“上目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわめ78.3%
うはめ21.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梶原が実検する中、その方を上目うわめに見、顔をしかめつつ両手を膝につき、膝頭を揃へ、段々と背延して、中腰になりてきっと見て居る。
そして少し上目うわめをつかって鏡のほうを見やりながら、今まで閉止していた乱想の寄せ来るままに機敏にそれを送り迎えようと身構えた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
いて呉れ、措いて呉れ、小説の講釈は聞飽きた、」と肱枕の書生は大欠伸あくびをしつゝ上目うはめじつみつめつ
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
と、ひたひ蜘蛛くものやうなしわせて、上目うはめで、じろりとましたつて
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)