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玻璃窓
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はりまど
ふりがな文庫
“
玻璃窓
(
はりまど
)” の例文
「そうです……あいつは、ランプ室の周囲の大事な
玻璃窓
(
はりまど
)
を、外から大石でぶち破って侵入したのです」
灯台鬼
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
根岸
肥前守
(
ひぜんのかみ
)
、岩瀬
加賀守
(
かがのかみ
)
、荒尾
但馬守
(
たじまのかみ
)
、筒井
和泉守
(
いずみのかみ
)
、四代の町奉行に歴仕して、
綽名
(
あだな
)
を「
玻璃窓
(
はりまど
)
」と呼ばれたところの、郡上平八は呟いたが、急にニヤリと片笑いをすると
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ニースはランピア港の税関
河岸
(
がし
)
を離れたコルシカ島行きの遊覧船は、粋士佳人を満載して、
鴎
(
かもめ
)
と
紛
(
まご
)
う白き船体に碧波を映しながら、
遊楽館
(
カジノ
)
の大
玻璃窓
(
はりまど
)
の中に姿を現わし来たる。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
雨と晴れとの中にありて雲と共に東へ/\と行くなれば、ふるかと思えば晴れ晴るゝかと思えばまた大粒の雨
玻璃窓
(
はりまど
)
を斜に打つ変幻極まりなき面白さに思わず
窓縁
(
まどべり
)
をたたいて妙と呼ぶ。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
時刻
(
とき
)
には
尚
(
な
)
ほ
間
(
ひま
)
あり、
詣
(
まう
)
で来し人も多くは牧師館に赴きて、広き会堂電燈
徒
(
いたづ
)
らに寂しき光を放つのみなるに、不思議や
妙
(
た
)
へなる
洋琴
(
オルガン
)
の
調
(
しらべ
)
、美しき讃歌の声、固く
鎖
(
とざ
)
せる
玻璃窓
(
はりまど
)
をかすかに
洩
(
も
)
れて
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
この評判を耳にして一人
雀躍
(
こおどり
)
して喜んだのは、「
玻璃窓
(
はりまど
)
」の
郡上
(
ぐじょう
)
平八であった。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
玻
漢検1級
部首:⽟
9画
璃
常用漢字
中学
部首:⽟
14画
窓
常用漢字
小6
部首:⽳
11画
“玻璃”で始まる語句
玻璃
玻璃戸
玻璃器
玻璃盞
玻璃板
玻璃蛋白石
玻璃鐘
玻璃盃
玻璃扉
玻璃瓶