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『一粒の粟』
ふりがな文庫
『
一粒の粟
(
ひとつぶのあわ
)
』
○ 或る芝生に、美くしく彩色をした太鼓が一つ転っていた。子供が撥を取りに彼方へ行っている間、太鼓は暖い日にぬくまりながら、自分の美くしさと大きさとを自慢していた。 すると丁度その時頭の上を飛んで行った小鳥が、何かひどく小さいものを彼の傍に落 …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「解放」1920(大正9)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
玻璃
(
ビードロ
)
画
(
かぎ
)
圧
(
おっ
)
如何
(
ど
)
卿
(
おまえ
)
卿等
(
おまえら
)
戦
(
そよ
)
卿達
(
おまえたち
)
喫驚
(
びっくり
)
蟋蟀
(
こおろぎ
)