“やい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
55.6%
嫉妬22.2%
11.1%
火葬11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ソレは勿論ザラに人に見せられるものでない。ただ親友間の話の種にする位の事にして置たが、随分ずいぶん面白いものである。所が私はその書付かきつけ一日あるひ不意とやい仕舞しまった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「旦那様はお前を嫉妬やいているのだよ」
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
三兩出て博奕友達ばくちともだちよしみだと言てひらに頼む故おれ詮方無せんかたなやいて仕舞てほねは利根川へ流したに相違は無いぜこれサ段右衞門今此彌十に顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もらひし成んと申に彌十ヘイ一人まへ一兩づつ貰ひ是非なくやいつかはしましたと悉敷くはしくたてけるにぞ原田は進みいでしてこの脇差は爾ぢが取たのか彌十ヘイをさもの同樣どうやうに存じましてと言を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
自分が死んだら直ぐ火葬やいて呉れ、誰れにも知らせないで、直ぐ火葬やいて呉れ、って、うるさく頼んだそうだが……そうそう、それからね、なんでも、髪を結って呉れ、って随分せがんだそうだがね。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)