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焼
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やい
ふりがな文庫
“
焼
(
やい
)” の例文
旧字:
燒
◎
京都
(
きょうと
)
の画工某の
家
(
いえ
)
は、
清水
(
きよみず
)
から
高台寺
(
こうだいじ
)
へ
行
(
ゆ
)
く間だが、この家の
召仕
(
めしつかい
)
の
僕
(
ぼく
)
が
不埒
(
ふらち
)
を働き、主人の妻と幼児とを
絞殺
(
こうさつ
)
し、火を放ってその家を
焼
(
やい
)
た事があるそうだ
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
ソレは勿論ザラに人に見せられるものでない。
唯
(
ただ
)
親友間の話の種にする位の事にして置たが、
随分
(
ずいぶん
)
面白いものである。所が私はその
書付
(
かきつけ
)
を
一日
(
あるひ
)
不意と
焼
(
やい
)
て
仕舞
(
しまっ
)
た。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
十日も
苅
(
か
)
り
溜
(
ため
)
し草を一日に
焼
(
やい
)
たような心地して、尼にでもなるより外なき身の行末を
歎
(
なげき
)
しに、
馬籠
(
まごめ
)
に御病気と聞く途端、アッと驚く
傍
(
かたわら
)
に
愚
(
おろか
)
な心からは看病するを
嬉
(
うれし
)
く
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
焼
(
やい
)
て
粉
(
こ
)
にして飲んでしまおうか、そうしたら
些
(
ちっ
)
とはあやかるかも知れん、アハハハハ
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
三十計りの男と十五位な娘とが頻に
焼
(
やい
)
ていたが、
驚
(
おどろい
)
て
戸外
(
そと
)
の方を向いた。
二少女
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
その時は私は鉄砲洲に居たが、
早々
(
そうそう
)
その
書付
(
かきつけ
)
を
焼
(
やい
)
て
仕舞
(
しまっ
)
たけれども、何分気になって
堪
(
たま
)
らぬと
云
(
い
)
うのは、私がその書付の写しか何かを親類の者に
遣
(
やっ
)
たことがある
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
夫
(
そ
)
れは
扨
(
さて
)
置き、今日でも
彼
(
あ
)
の
書
(
かい
)
たものを見れば、文久三年の事情はよく
分
(
わかっ
)
て、外交歴史の材料にもなり、
頗
(
すこぶ
)
る面白いものであるが、何分にも首には
易
(
か
)
えられず
焼
(
やい
)
て
仕舞
(
しまっ
)
たが
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“焼”を含む語句
火焼
焼麺麭
焼酎
焼火
生焼
焼畑
夕焼
蒲焼
素焼
焼餅
焼刃
岡焼
高麗焼
焼死
焼棄
焼焦
焼痕
焼捨
類焼
鯛焼
...