“焼焦”のいろいろな読み方と例文
旧字:燒焦
読み方割合
やけこ40.0%
やけこげ40.0%
やけこが20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家から家へ火が移って、村一面に焔の海となって、見覚えのある村の者どもが顔や手足を焼焦やけこがして泣叫んでいる光景を彼れは夢みた。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
焼焦やけこげだらけの洋服の塵を払ったりした後、棒のようになった両足を投出して、どっさりその場に寝転んでしまった。
にぎり飯 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
間借の人の義務はとどこおりなく間代を払いたたみ焼焦やけこがしをしなければよいのである。間代を払っても古家の雨漏りは速急に直るものではない。
仮寐の夢 (新字新仮名) / 永井荷風(著)