“焼棄”のいろいろな読み方と例文
旧字:燒棄
読み方割合
やきす40.0%
やきすて40.0%
しょうき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文庫ぶんこのなかをさがしてもなかつた。鏡台きやうだいにも針箱はりばこにも箪笥たんす抽斗ひきだしにもなかつた。大方おほかた焼棄やきすてるか如何どうかしたのであらう。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
相伝ふ、昔はその民家の悪気を追ふとて、を二口合せて、獅子の頭に擬似して戸々を巡り、その祭りおわるときは、燎火にて焼棄やきすてたるなりと。
獅子舞雑考 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
「国財は、民の膏血こうけつから産れた国家の物である。私にこれを焼棄しょうきするは、天を怖れぬものだ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)