“しょうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
正気41.7%
鍾馗26.2%
瘴気10.7%
鐘馗3.6%
沼気2.4%
焼毀2.4%
生気2.4%
匠気1.2%
商機1.2%
旌旗1.2%
(他:6)7.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、長者の家の人達が、正気しょうきづいてけつけてみますと、庭の中が黒こげになっていて、長者は姿も見えませんでした。
雷神の珠 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
いっしょにいったものが、諭吉ゆきちそとにつれだしみずをのませると、やっと正気しょうきにかえりました。
そのころパリに滞在していた日本のある漫画家も、支那靴をはいた足で鬼を踏まえている鍾馗しょうきの大幅絹本を出品したりもしている。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
顔も体格に相応して大きな角張った顔で、鬚が頬骨の外へ出てる程長く跳ねて、頬鬚の無い鍾馗しょうきそのまゝの厳めしい顔をしていた。
子をつれて (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
女子は、家庭に坐っていることが多いのであるから、炎熱や瘴気しょうきの苦しみを受けることが少ないであろう。
するとほどなくあの婆娑羅の神が、まるで古沼の底から立つ瘴気しょうきのように、音もなく暗の中へ忍んで来て、そっと女の体へ乗移るのでしょう。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「だが君、その鐘馗しょうきや桃太郎の話をもっとくわしく話してくれたまえ」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
内の人は皆ねえさんのほうへ手伝いに行っているので、ただ中気ちゅうきで手足のきかぬ祖父おじいさんと雇いばあさんがいるばかり、いつもはにぎやかな家もひっそりして、床の間の金太郎や鐘馗しょうきもさびしげに見えた。
竜舌蘭 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そのもやか、沼気しょうきか、しらぬ灰色の海に、ときどき異様な斑点があらわれるのです。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
一八〇〇年の初めに至っては、鬼火の原因は沼気しょうき、燐化水素、あるいは双方の燃焼にありとの学説が起こったが、由来、鬼火を見たという人々の言がまちまちで、したがってその種類も非常に多く、中にはずいぶん荒唐無稽の語も付随しておるため
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
双明そうめいともしび焼毀しょうきし、九幽の獄に押赴おうふす。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
双明の燈を焼毀しょうきし、九幽の獄に押赴おうふす。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「君、もうしばらく僕のそばにいてくれないか。そうすると僕もだんだん生気しょうきになるよ。」と参木は倒れたままにやにやした。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
と聞きましたが、お藤は更に物も云えません様子だから流れの水を飲ませ、脊中を撫り、種々いろ/\介抱致して居るうちに漸く生気しょうきに成って、
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
心によこしまがあれば邪が——心に堕気だきがあれば堕気が——匠気しょうきがあればまた匠気のあとがおおい隠しようもなく遺る。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれらは、長い見通しにも思惑おもわくをかけ、また、時局下の小牧の大戦にも、それぞれ、商機しょうきけていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幸村槍をならべて迎え、六文銭の旌旗しょうき甲冑かっちゅう、その他赤色を用いし甲州以来の真田の赤隊、山の如く敢て退かず。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
泰山たいざんの強盗群、孫観そんかん呉敦ごとん尹礼いんれい昌豨しょうきなどの賊将が手下のあぶれ者、三万余を糾合きゅうごうして、
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、附近の泰山にいる強盗群を語らって、強盗の領袖りょうしゅう孫観そんかん呉敦ごとん昌豨しょうき尹礼いんれいなどというやからに、
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正忌しょうきの夜、第一段から、ふしをつけて読むので、きき覚えている。
加波山 (新字新仮名) / 服部之総(著)
「国財は、民の膏血こうけつから産れた国家の物である。私にこれを焼棄しょうきするは、天を怖れぬものだ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これは九将蒋奇しょうき以下の手勢、主君袁紹の命をうけて、にわかに烏巣の守備に増派されて参るものでござる」と呶鳴って、難なく通りぬけてしまった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張郃ちょうこう、高覧のふたりは、共に五千騎をひっさげて、官渡の敵陣を衝け。また、烏巣うそうの方面へは、兵一万を率いて、蒋奇しょうきが参ればよい。はやく行け、はやく」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今朝こんちょうの時事新報にいでたる瘠我慢やせがまんせつに対する評論ひょうろんについてと題する一篇に、旧幕政府きゅうばくせいふの内情を詳記しょうきしたるは
久米博士の『日本古代史』八四一頁に、この鐘匱しょうきは新令実施が良民資産に直接の関係あるを以て、国司等の専断収賂あるをおもんぱかりこれを察知せんため一時権宜に設けられたるなり、古書の諫鼓