生気しょうき)” の例文
旧字:生氣
と聞きましたが、お藤は更に物も云えません様子だから流れの水を飲ませ、脊中を撫り、種々いろ/\介抱致して居るうちに漸く生気しょうきに成って
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「君、もうしばらく僕のそばにいてくれないか。そうすると僕もだんだん生気しょうきになるよ。」と参木は倒れたままにやにやした。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
男は旅行服のままで、生気しょうきを失ってとこの上に寝ている。しかし息はよほど楽になった。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)