鐘馗しょうき)” の例文
ただ中気ちゅうきで手足のきかぬ祖父おじいさんと雇いばあさんがいるばかり、いつもはにぎやかな家もひっそりして、床の間の金太郎や鐘馗しょうきもさびしげに見えた。
竜舌蘭 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
鐘馗しょうきという悪魔降伏あくまごうふくの神力ある英雄の像をまつる、桃太郎という冒険者ぼうけんしゃの像と、金太郎という動物と同棲どうせいしていた自然児の裸像らぞうもまつる、このまつりを五月の節句せっくと称するんだ
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
もっとも鐘馗しょうき様がお笑い遊ばしちゃあ、鬼がこわがりはいたしますまい、私どもが申せば活如来、新聞屋さんがおっしゃればその予言者、活如来様や予言者殿の、その鼻ッつきがああだとあっては
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「だが君、その鐘馗しょうきや桃太郎の話をもっとくわしく話してくれたまえ」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)