“墓𥥔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼこう50.0%
クリプト50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、それは神経の病的作用でもなく、勿論妖しい瘴気しょうき所業しわざであり得よう道理はない。すでに法水は、墓𥥔ぼこうの所在を知っていたのである。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「法水君、問題は、これで綺麗きれいさっぱり割り切れてしまったのだ。もう猶予ゆうよするところはない。算哲の墓𥥔ぼこうを発掘するんだ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
すると、その中に幾つか石棺の姿が明滅して、明らかにこの一劃が、算哲の墓𥥔クリプトに相違ないことが分った。三人は切れ切れに音高い呼吸を始めた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
墓𥥔クリプトだよ、とうとう僕等は算哲の墓𥥔クリプトにやって来てしまったんだ」と狂わしげに叫んだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)