“墓所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はかしょ64.5%
はか6.5%
はかどころ6.5%
はかしよ6.5%
ぼしょ6.5%
ぼしよ6.5%
はかど3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この寺の墓所(はかしょ)に、京の友禅とか、江戸の俳優某(なにがし)とか、墓があるよし、人伝(ひとづて)に聞いたので、それを捜すともなしに、卵塔(らんとう)の中へ入った。
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「な、なに。御先祖の墓所(はか)へ行って割腹するつもりだと。いや、そのようなこと、わしの量見ひとつではゆるせぬ。——」迷いのうちにも、主殿は、あわてて遮(さえぎ)って
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わが墓所(はかどころ)をば血と穢(けがれ)との溝となせり、是においてか天上より墮(お)ちし悖(もと)れる者も下界に己が心を和らぐ。 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
敷(しき)て今や/\と相待(あひまち)ける所へ三五郎次右衞門寺社奉行(じしやぶぎやう)郡奉行(こほりぶぎやう)同道にて來りしかば祐然は出迎(いでむか)へ直(たゞち)に墓所(はかしよ)へ案内するに此時三五郎は我々は野服(のふく)なれば御燒香(せうかう)を致すは恐(おそれ)あり貴僧(きそう)代香(だいかう)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「できることなら、この鏡(かがみ)を、もとの墓所(ぼしょ)にうずめてやりたい。」と、いった若(わか)い助手(じょしゅ)のねがいを、考古学者(こうこがくしゃ)である博士(はかせ)は、ついに許(ゆる)したのでした。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
覺悟(かくご)の身(み)に今更(いまさら)の涙(なみだ)見苦(みぐる)しゝと勵(はげ)ますは詞(ことば)ばかり我(わ)れまづ拂(はら)ふ瞼(まぶた)の露(つゆ)の消(き)えんとする命(いのち)か扨(さて)もはかなし此處(こゝ)松澤(まつざは)新田(につた)が先祖累代(せんぞるゐだい)の墓所(ぼしよ)晝(ひる)猶(なほ)暗(くら)き樹木(じゆもく)の茂(しげ)みを吹拂(ふきはら)ふ夜風(よかぜ)いとゞ悲慘(ひさん)の聲(こゑ)を
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
夕凪はいきるる草を墓所(はかど)には人多(さは)に来居(きを)り我が泣かむ見に
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)