“ぼしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
墓所50.0%
墓処25.0%
簿書25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は人に姿を見られるのもいとうように、スタスタと足早に立ち去った。園内の反対の側にのこされたる藤堂家とうどうけ墓所ぼしょがあった。そこは鬱蒼うっそうたる森林に囲まれ、厚いこけのむしたしんに静かな場所だった。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして一九〇七年の二月二日に遂にこの世を去りましたが、遺骸はウォルコフスキー墓地の彼の母マリヤ・ドミトリエフナの墓処ぼしょに相並んで葬られたということです。
メンデレーエフ (新字新仮名) / 石原純(著)
わたくしは職務上、つねに丞相の簿書ぼしょ(日誌)を見るたびに考えさせられております。およそ人間の精力にも限度があり、家を治めるにも上下の勤めとぶんがあります。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)