“しやうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
正氣36.8%
正気21.1%
瘴気15.8%
詳記10.5%
瘴氣5.3%
正忌5.3%
鐘馗5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ夜になると、まるで幽靈のやうに、庭や果樹園を正氣しやうきを失つたかのやうにお歩きになりました——私は正氣を失つてゐらしたんだと思ひます。
彼等未来派の宣言やその芸術が一見奇怪と錯誤とに満ち、正気しやうき沙汰さたと思はれないのも道理であるが、さりとて僕の如きはこの春ベルンハイムで開かれた伊太利イタリイの画会を観て以来
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
瘴気しやうきの中で瞬きをするであらう。
山羊の歌 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
(此捕鳥器ほてうきの事は別に詳記しやうきすべし)或はひもを作るに當つて糸のおもりとして用ゐられし事も有るべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
こはこの地の習にて、牧者どものおのが小屋のめぐりなる野を燒きて、瘴氣しやうきを拂ふなるべし。
こは瘴氣しやうきを恐るればなり。亭は皆白壁なれど、いしずゑより簷端のきば迄、緑いろなるかび隙間なく生ひたり。人も家も、べて腐朽の色をあらはして、日暖に草緑なる四邊あたりの景と相容れざるものゝ如し。
正忌しやうき參詣めえらんかん
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
鬼に 鐘馗しやうきの面を
蛍の灯台 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)