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せうき
語句 | 割合 |
將棋 | 25.0% |
正氣 | 25.0% |
少姫 | 25.0% |
笑気 | 25.0% |
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とにかくその
初めは切
實な人間生
活の
慰樂として
遊びとして
創り成された
將棋に
違ひないと
思ふが、それを
慰樂や
遊びの
域を遙に
越えて
だが、無
論お
互に
胸中
密に「なアに
己の方が……」と
思つてゐる事は、それが
將棋をたしなむ者の
癖で御多分に
洩れざる所。
それは
勿論正氣の
人の
目からは
氣ちがひと
見える
筈、
自分ながら
少し
狂つて
居ると
思ふ
位なれど、
氣ちがひだとて
種なしに
間違ふ
物でもなく
おぬひ
惘れて
貴君は
其樣の
事正氣で
仰しやりますか、
平常はやさしい
方と
存じましたに、お
作樣に
頓死しろとは
蔭ながらの
嘘にしろあんまりでござります
(二七)桓公實は
少姫を
怒つて、
南のかた
蔡を
襲ふ。
管仲因つて
楚を
伐ち、
(二八)包茅の・
周室に
入貢せざるを
責む。
桓公實は
北のかた
山戎を
征す、
而して
管仲因つて
燕をして
召公の
政を
修めしむ。