“正氣”のいろいろな読み方と例文
新字:正気
読み方割合
しやうき53.8%
しようき15.4%
せいき15.4%
せうき7.7%
むき7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あはれ何時迄いつまで狂氣きやうきでも有まじ其内には正氣しやうきに成るべしとてつれ歸り是も隱居所いんきよじよへ入置つかはせしに追々おひ/\正氣に相成あひなりければ又々以前の如く産婦さんぷ取揚とりあげ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
身體からだるくばくすりむがよし、御醫者おゐしやにかゝるも仕方しかたがなけれど、おまへやまひはれではなしにさへ持直もちなほせば何處どこわるところがあろう、すこしは正氣しようきつて勉強べんきようをしてくだされといふ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
君達四年級は——其の時四年級ぢやつた——此の學校の正氣せいきの中心ぢやから、現代教育界の腐敗を廓清する爲にストライキをやれえちふんぢや。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それは勿論もちろん正氣せうきひとからはちがひとえるはづ自分じぶんながらすこくるつてるとおもくらゐなれど、ちがひだとてたねなしに間違まちがものでもなく
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
流石の男も、少し正氣むきになつて、激した口調で
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)