“正鵠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいこく74.3%
せいこう22.9%
ほし2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
技巧の批評の出来ない三四郎には、たゞ技巧のもたらす感じ丈がある。それすら、経験がないから、頗る正鵠せいこくを失してゐるらしい。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
技巧の批評のできない三四郎には、ただ技巧のもたらす感じだけがある。それすら、経験がないから、すこぶる正鵠せいこうを失しているらしい。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
無實の罪におとし入しは奉行の不明ふめいなり其不明なる者におもき役儀を申付たるは其領主の落度也おちどなり夫此度の一件は其方共必ず九郎兵衞より賄賂わいろを請しに相違有まじと正鵠ほし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)