瘴気しやうき)” の例文
旧字:瘴氣
蘇生仕り候たぐひ、元より少からずとは申し候へども、多くは、酒毒にあたり、乃至は瘴気しやうきに触れ候者のみに有之これあり、里の如く、傷寒の病にて死去致し候者の、還魂くわんこん仕り候ためし
尾形了斎覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
瘴気しやうきの中で瞬きをするであらう。
山羊の歌 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
瘴気しやうきの如く纏綿てんめんしてゐた。
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)