“瘴烟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやうえん50.0%
しょうえん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地獄といふにそむかざらん限の、安さ樂しさを與へたれど、そのこゝにあるは、呵責かしやくならぬ苦、希望なき恨にして、長く浮ぶ瀬なき罪人の陷いるなる、毒泡迸り、瘴烟しやうえん立てる
どういうわけか自分らにも分らないが、ひつじさるとりの時刻以外は、濛々もうもう瘴烟しょうえんが起り、地鳴りして岩間いわま岩間からえ立った硫黄が噴くので、人馬は恐れて近づけない。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)