瘴烟しょうえん)” の例文
どういうわけか自分らにも分らないが、ひつじさるとりの時刻以外は、濛々もうもう瘴烟しょうえんが起り、地鳴りして岩間いわま岩間からえ立った硫黄が噴くので、人馬は恐れて近づけない。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)