“しょうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
硝煙31.8%
荘園25.0%
蒋琬9.1%
庄園6.8%
湘煙4.5%
小宴4.5%
硝烟4.5%
宵宴2.3%
尚円2.3%
招宴2.3%
沼塩2.3%
瘴烟2.3%
瘴煙2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これなら十分に初速も出るし、また電気でとびだすのだから、硝煙しょうえんや噴射瓦斯ガスのため地上の施設が損傷する心配もなかった。
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
むかしのお城や荘園しょうえんが、みごとに茂った森のなかからちらちらしていました。いろんな鳥のうたいかわす声も聞きました。
これは折ふし外から来合せた成都の使い、蒋琬しょうえんの声だった。彼はちょうどこの場へ来合せ、倉皇、営中へ入って、すぐ孔明をいさめた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ために、そのころは、上皇のお覚えもめでたく、官職も枢要すうようき、庄園しょうえん(知行所)の地も増され、たまわり物も少なくなかった。——かの女は、それを忘れない。
古い頃の自由党副総理中島信行なかじまのぶゆき男の夫人湘煙しょうえん女史は、長く肺患のため大磯にかくれすんで、世の耳目じもくに遠ざかり、信行男にもおくれて死なれたために、あまりその晩年は知られなかったが
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その夜、秀吉は、小宴しょうえんもよおして
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが、貴方に海の憬れを駆り立て、硝烟しょうえんの誘いに耐えきれなくさせて、秘かにURウー・エル—4号の改装を始めたのでしたわね
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
今の尚家の大祖の尚円しょうえん王(伊平王)が即位された時の有様を『王代記』または口碑によって調べてみると
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
ぼくの方からはあまり滝田くんたずねていない。いつも年末ねんまつもよおされるという滝田くん招宴しょうえんにも一席末せきまつれっしただけである。それはたしか震災しんさいの前年、——大正十一年の年末ねんまつだったであろう。
滝田哲太郎君 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
貴いラマがおかくれになると大きな箱を拵え、その箱の中へチベットの自然の沼塩しょうえんを入れ、その上に死骸を置く。で、そのぐるりもまたすっかり塩で詰めてしまう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
どういうわけか自分らにも分らないが、ひつじさるとりの時刻以外は、濛々もうもう瘴烟しょうえんが起り、地鳴りして岩間いわま岩間からえ立った硫黄が噴くので、人馬は恐れて近づけない。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕も実際初対面の時には、突兀とっこつたる氏の風采の中に、未醒山人と名乗るよりも、寧ろ未醒蛮民と号しそうな辺方瘴煙しょうえんの気を感じたものである。
小杉未醒氏 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)