“そうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荘園23.1%
叢淵23.1%
宗円15.4%
宋淵7.7%
宗垣7.7%
宗演7.7%
桑園7.7%
総円7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを見るやいなや、雲をかすみと、僧正谷そうじょうがたにへとんで帰った竹童。果心居士かしんこじ荘園そうえんへかけこむがはやいか、めずらしい今の話をげるつもりで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しからばすなわち、今の日本政府を日本国民一種族の集合体として、この集合体ははたして徳義の叢淵そうえんにして、ことに百徳の根本たる家の私徳を重んじ、身の内行ないこうを厳にして
読倫理教科書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
母はもう世にいひとだが、老父の宗円そうえんにもいとまを告げ、またまだうら若い妻と、ことし八歳になるわが子にも久しぶりにこの顔を見せて行きたいと思った。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宋淵そうえん坊が来たんだ。」
西隣塾記 (新字新仮名) / 小山清(著)
宗垣そうえん陳性善ちんせいぜん彭与明ほうよめいは死し、何福はのがれ走り、陳暉ちんき平安へいあん馬溥ばふ徐真じょしん孫晟そんせい王貴おうき等、皆とらえらる。平安のとりことなるや、燕の軍中歓呼して地を動かす。曰く、吾等われらこれより安きをんと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
正面の高い所にあった曲彔きょくろくは、いつの間にか一つになって、それへ向こうをむいた宗演そうえん老師が腰をかけている。その両側にはいろいろな楽器を持った坊さんが、一列にずっと並んでいる。
葬儀記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
このやま近時きんじ淺間山あさまやま交代こうたい活動かつどうするかたむきをつてゐるが、降灰こうはひのために時々とき/″\災害さいがい桑園そうえんおよぼし、養蠶上ようさんじよう損害そんがいかうむらしめるので、土地とちひと迷惑めいわくがられてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
山の総円そうえんさんに来て貰って、紙捩こよりで封じて貰った、総円さんは飲んだくれのようなやくざ山伏やまぶしと人はいうけれども、俺はつくづくと今度だけはえらいと思った
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)