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『葬儀記』
ふりがな文庫
『
葬儀記
(
そうぎき
)
』
離れで電話をかけて、皺くちゃになったフロックの袖を気にしながら、玄関へ来ると、誰もいない。客間をのぞいたら、奥さんが誰だか黒の紋付を着た人と話していた。が、そこと書斎との堺には、さっきまで柩の後ろに立ててあった、白い屏風が立っている。どうし …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「新思潮」1917(大正6)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
黒
(
くろず
)
突
(
つっ
)
細
(
こまか
)
止
(
と
)
誰
(
だれ
)
行
(
い
)
平
(
たいら
)
面型
(
めんがた
)
蝋
(
ろう
)
眶
(
まぶた
)
骨上
(
こつあ
)
紋付
(
もんつき
)
駄弁
(
だべん
)
香奠
(
こうでん
)
肘
(
ひじ
)
脣
(
くちびる
)
臼
(
うす
)
芭蕉
(
ばしょう
)
藁
(
わら
)
靄
(
もや
)
頬
(
ほお
)
袖
(
そで
)
誦経
(
ずきょう
)
焼香
(
しょうこう
)
輪廓
(
りんかく
)
通夜
(
つや
)
逸話
(
いつわ
)
野上
(
のがみ
)
霜
(
しも
)
弔辞
(
ちょうじ
)
久米
(
くめ
)
休所
(
やすみどころ
)
伸六
(
しんろく
)
合図
(
あいず
)
和辻
(
わつじ
)
堺
(
さかい
)
宗演
(
そうえん
)
寝棺
(
ねかん
)
小宮
(
こみや
)
屏風
(
びょうぶ
)
岡田
(
おかだ
)
幡
(
はた
)
皺
(
しわ
)
張合
(
はりあい
)
挽
(
ひ
)
斎場
(
さいじょう
)
曲彔
(
きょくろく
)
曲禄
(
きょくろく
)
朱塗
(
しゅぬり
)
松根
(
まつね
)
柩
(
ひつぎ
)
椅子
(
いす
)
死顔
(
しにがお
)
炉
(
ろ
)
中幅
(
ちゅうはば
)