“焼香”のいろいろな読み方と例文
旧字:燒香
読み方割合
しょうこう87.5%
せうかう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(洗濯物を一枚一枚畳みながら)いまの、あの、妹さんがお父さんに手をひかれて、よちよち歩いてお焼香しょうこうした時の姿が、まだどうしても忘れられません。
春の枯葉 (新字新仮名) / 太宰治(著)
主人あるじは東に向い一拝して香をき、再拝して退さがった。妻がつゞいて再拝して香を焚き、三拝して退いた。七歳ななつの鶴子も焼香しょうこうした。最後におんなも香を焚いて、東を拝した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
神咒しんじゆとな往生集わうじやうしふ朗読らうどくしてのち引導いんどうわたし、焼香せうかうんでしまふと。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)