“せうかう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小稿25.0%
消耗25.0%
燒香12.5%
小坑12.5%
小康12.5%
焼香12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小稿せうかう……まだ持出もちだしのかず、かまちをすぐの小間こまで……こゝをさうするとき……
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一国の脊膸せきずゐなる宗教の力の虚飾に流れ、儀式に落ち、活きたる実際的能力を消耗せうかうし去りたる事なり、耶教は近く入れり、故に深く責むべからずと雖、其入りたる後の有様を言へば
一種の攘夷思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
聞しに直にそばなる故尋ねゆきて金子二分取出し葬り呉よと頼みけるに回向院の庵主あんしゆ承知して奇特きどくなることなりと是を葬り香華かうげ手向たむけ經文きやうもんを讀て供養致しければ城富は燒香せうかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しきて今や/\と相待あひまちける所へ三五郎次右衞門寺社奉行じしやぶぎやう郡奉行こほりぶぎやう同道にて來りしかば祐然は出迎いでむかたゞち墓所はかしよへ案内するに此時三五郎は我々は野服のふくなれば御燒香せうかうを致すはおそれあり貴僧きそう代香だいかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
むをず、まつ東面とうめんはうあなひらかうとして、草原くさはらけてると、其所そこけの小坑せうかうがある。先度せんど幻翁げんおう試掘しくつして、中止ちうししたところなのだ。
小康せうかうくしてことこのまない夫婦ふうふうへちた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
神咒しんじゆとな往生集わうじやうしふ朗読らうどくしてのち引導いんどうわたし、焼香せうかうんでしまふと。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)