“引導”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんどう73.5%
いんだう26.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……はてさて、貴さまも空ッぽになってみるとつまらんやつだな。智深和尚の引導いんどうを、せめてこの世の冥加みょうがと思えや。ッ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、まだ引導いんどうも渡されてないんだから、どこへも往きやしないでしょうよ。お寺で吾々の行くのを待ってるでしょうよ」
父の葬式 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
間もなく飛んで來た外科は、一と眼に引導いんだうを渡してしまひました。傷は後ろから一と突きしたもの、多分聲も立てずに死んだことでせう。
それでは引導いんだうわたしてげよう。グワン/\とかね打鳴うちならし、和「南無喝囉怛那なむからたんの哆羅夜耶とらやや南無阿唎耶なむおりや婆慮羯諦爍鉢羅耶ばりよぎやていしふふらや菩提薩※婆耶ふちさとばや。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)