“東面”の読み方と例文
読み方割合
とうめん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
已(や)むを得(え)ず、松(まつ)の東面(とうめん)の方(はう)に坑(あな)を開(ひら)かうとして、草原(くさはら)を分(わ)けて見(み)ると、其所(そこ)に掘(ほ)り掛(か)けの小坑(せうかう)がある。先度(せんど)幻翁(げんおう)が試掘(しくつ)して、中止(ちうし)した處(ところ)なのだ。
余(よ)は其間(そのうち)に、最(も)一度(ど)『お穴樣(あなさま)』を探檢(たんけん)する必用(ひつよう)を感(かん)じて、東面(とうめん)の彼(か)の參詣者(さんけいしや)の前(まへ)から横穴(よこあな)の中(なか)に入(い)り、調査(てうさ)を終(をは)つて外(そと)へ出(で)ると、鐵條網(てつでうもう)に隔(へだ)てられた參詣人(さんけいにん)の中(なか)から。
三箇(こ)の發掘(はつくつ)を開始(かいし)されたが、間(ま)の惡(わる)い時(とき)には何處(どこ)までも惡(わる)いもので、東面(とうめん)の地主(ぢぬし)と西面(せいめん)の地主(ぢぬし)とは、感情(かんじやう)の衝突(しようとつ)か何(なに)か有(あ)つて、西面(せいめん)の方(はう)へ無斷(だん)で手(て)を附(つ)けるとは怪(け)しからんとか何(なに)とか