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探檢
余の
最初に
此地を
探檢したのは、三十五
年の十二
月二十六
日であつた。それから
殆ど
毎週一
度は、
表面採集に
通つて
居た。
未だ
此他に、四十一
年の十
月、七八九三ヶ
日、お
穴樣探檢に
駒岡にと
通つた、
其時に、
道路に
貝殼を
敷くのを
見て、
何處の
貝塚から
持出したのかと
疑つて
居た。
余は
其間に、
最一
度『お
穴樣』を
探檢する
必用を
感じて、
東面の
彼の
參詣者の
前から
横穴の
中に
入り、
調査を
終つて
外へ
出ると、
鐵條網に
隔てられた
參詣人の
中から。