探檢たんけん)” の例文
新字:探検
最初さいしよ此地このち探檢たんけんしたのは、三十五ねんの十二ぐわつ二十六にちであつた。それからほとん毎週まいしうは、表面採集ひやうめんさいしふかよつてた。
此他このたに、四十一ねんの十ぐわつ、七八九三ヶにち、お穴樣あなさま探檢たんけん駒岡こまをかにとかよつた、其時そのときに、道路だうろ貝殼かひがらくのをて、何處どこ貝塚かひづかから持出もちだしたのかとうたがつてた。
其間そのうちに、『お穴樣あなさま』を探檢たんけんする必用ひつようかんじて、東面とうめん參詣者さんけいしやまへから横穴よこあななかり、調査てうさをはつてそとると、鐵條網てつでうもうへだてられた參詣人さんけいにんなかから。
此日このひかぎり、探檢たんけんにはかなかつた。何故なにゆゑならば、とて主墳發見しゆふんはつけん見込みこみいからであつた。
それでたる貝塚かひづか探檢たんけんしたくなつたので、四十一ねんぐわつたるつてた。しかるにいま全滅ぜんめつして、わづかにはたけ貝殼かひがら點々てん/\いてくらゐで、とてそうこと出來できぬ。
其所そこで、だい一の探檢たんけん所謂いはゆる穴樣あなさま内部ないぶである。