“先度”の読み方と例文
読み方割合
せんど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしの友人のTという男——みなさんも御承知でございましょう、先度せんどの怪談会のときに「木曽の旅人」の話をお聴きに入れた男です。
慈悲心鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「暗うて、よう見えへんけど……先度せんど昼来ておそわった事があるよって、どうやらな、底の方の水もせんせんと聞えるのえ。」
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
むをず、まつ東面とうめんはうあなひらかうとして、草原くさはらけてると、其所そこけの小坑せうかうがある。先度せんど幻翁げんおう試掘しくつして、中止ちうししたところなのだ。